ロビンソン(Spitz) – 楽器講師で集まってリモート演奏【公開後レポート】
今回、ご参加くださった楽器講師の方のご紹介
★ピアノ1st(上段・左一番目)大森 晴子 先生
★ピアノ2nd(上段・右一番目)恒藤 真貴子 先生
★ピアノ3rd-1(上段・左二番目)小寺 智絵 先生
★ピアノ3rd-1(上段・右二番目)白石 弥生 先生
★E・ピアノ(下段・左一番目)青木 香奈 先生
★E・ピアノ(下段・左二番目)佐藤 知子 先生
★エレクトーン(下段・右二番目)吉田 笑夏 先生
★フルート(二段目・左)左川 佑璃 先生
★クラリネット(二段目・右)星野 悦子 先生
大手楽器メーカー音楽教室 クラリネット講師
★バイオリン(三段目・左)織戸 香帆 先生
★チューバ(三段目・右)岡田 淳 先生
★ドラム(下段・右一番目)楽器講師で集まってリモート演奏 代表GO
公開後レポート By 楽器講師で集まってリモート演奏 代表GO
こんにちは。
楽器講師で集まってリモート演奏の代表、GOです^^
楽器講師で集まってリモート演奏も・・・なんと第四弾!
今回はSpitzの「ロビンソン」を、公開させていただきました!
今年2021年1月から始動したプロジェクト…
ご協力くださった楽器の先生方のお陰で、なんとなんとの第四弾です。
もう本当に、心より感謝を申し上げます。
今回は、そんな感謝の気持ちに加え、
実は今後、こんな事をしてみたいなぁ・・と思っている内容もありますので、
そちらも交えて、公開後レポートを書いてみたいと思います!
もう割愛!飛ばします!ハイっ!ノープラン(爆)
今回の楽曲は、Spitzの名曲中の名曲、ロビンソンです!
ロビンソン!ロビンソンと言えば、空!空と言えば自由!
という訳で、今回も自由!ノープラン!
はい、ごめんなさい。おっしゃる通りでございます。
今さら何を言っても、全て言い訳にしか聞こえないと思いますが(笑)
実はぼくは、ガッチリと計画を組んで、その通りに作り上げる…
という事を、あんまりやらない人なのですね。
そうです、典型的なO型の人なのでございます。
それに加えて、ぼくの音楽人生の中で、
こんな場面に、心が震えたことが何度もあったのですが・・・それは、
です。
計算して起こったサウンドの美しさではなく、
たまたま、意図しないところで起こったサウンドの美しさ。
それに何度も感動をしてきました。
今回も、そのような偶然というか。
先生方はもしかすると、分かってそうしてくださっているのかもしれませんが、
ラストのコードのバランス感や、場面の移り変わりでのサウンドの変化など、
ノープランだからこそ生まれた美しいサウンドが、あちらこちらに散りばめられています。
これはホント、ぼくが計算して起こすことは、とてもではありませんが不可能です。
先生方のセンスと実力、そしてアイデアが生んだサウンドです。
これがもう本当に、大感激なのであります。
ピアノの先生7名…すご過ぎました
さてさて、今回のリモート演奏では、
新たにご参加くださった先生も含めて、
ピアノの先生7名に、ご協力をいただきました。
パート分けについては、
大森先生、恒藤先生、小寺先生、白石先生の4人が、グランドピアノ。
青木先生、佐藤先生が、電子ピアノ。
吉田先生が、エレクトーン。
このような形となっています。
第一弾からご協力を頂いている、白石先生と小寺先生のパート
白石先生と小寺先生は、プロジェクト第一弾からずっとご協力を頂いておりますが、
今回のロビンソンでは、曲の背骨の中でも、特に中心となる、
「コード、メロディ、ベース」がすべて含まれる、3rdを担当していただいております。
Aメロ、Bメロ、サビと、次々に支える部分が移っていくのですが、
楽曲のコード感や、アコースティックギターのバッキングに当たる部分を、
安定感抜群で支えて頂いています。
特に今回は、3rdのパートを二人で分けてくださっていたのですが、
それによって、ぼくが秘かに「もうちょっと欲しいな…」と思っていたコード感が、
より厚みを増していました。
ですが、いつものように、なんで3rdが2人に分かれたのか、理由はよく分かっておりません、ハイ(爆)
3rdが二人に分かれる、という形は、考えもしていなかったのですが、
結果としてそのパート分けが、抜群に良いサウンドを生んでくれています。
一体、何がどうなったら、こんな判断ができるのでしょうか!?
いつもながら、よく分かりません!(爆)
1st担当の大森先生、超ハードなパートです…
1stは大森先生に担当をしていただきました。
1stはもう、特にサビが盛りだくさんというか。
冒頭から、ロビンソンの特徴的な、イントロのアルペジオを担当していただき、
サビでは、そのアルペジオに加えて、特徴的なベースラインも入っています。
ロビンソンを演奏するポイントの一つが、ベースラインのセンスの良さではないかと思います。
このベースラインは、やっぱり原曲に近い形で欲しいなぁ…と思っていました。
そのベースラインが、1stに入っているのですが、まぁ、これが、ほんと、難しいのです。
ぼくは、弾けません、1ヶ月で練習してノーミスでレコーディングとか、ムリです、はい(爆)
そんなハードなパートを、短期間で譜読みして、動画を送ってくださいました。
凄すぎて、よく分かりません!
さらにさらに、最後のウィンドチャイム!
なんだ、これは!?みたいな(笑)
楽譜に全く書いていません&原曲にも入ってない!
センスの塊です。最高です。
コード感を出す重要パート、2ndは恒藤先生
2ndを担当してくださったのは、今回、初めてご協力をいただきます、恒藤先生です。
この、2ndというパートは、リモート演奏という分野では、
最も難しいパートと言っても良いかもしれません。
2ndは、楽曲全体のコード感を支えるためのパートとなっており、
簡単に言いますと、
なのですね。
どんな有名な曲でも、その曲のコードだけを、ギターやピアノだけで演奏すると、
何の曲なのかが分からない感じになったり、今、どの部分を演奏しているのかが、
分かりづらくなってしまうことがあります。
それが起こりやすいのが、恒藤先生の2ndなのですが、
まぁ、もう、「あ、そうなんですか」というか、「普通です」というか。
それくらいの勢いで、バッチリの演奏動画を送ってくださいました。
ピアノの先生って、ほんと凄いですよね…
ベースラインを強化してくださった、佐藤先生
今回、佐藤先生は、電子ピアノで「ベースライン」と「コード」を担当してくださいました。
このベースラインがね…本当に素敵なんですよ…。
音色としては、フレットレスベースに近いベース音を選んでくださっているのですが、
その音色選びのセンス!
マジで、もう、
と、届いた動画にて演奏を聴かせて頂いた際に、普通に声が出ました(笑)
特に、特に、サビです。サビのベースライン。
ジャズのウォーキングベースにも近いような、こちらのパート。
これがないと、ロビンソンはロビンソンにならないよね!
というくらい重要なのですが、そのパートを完璧に担当してくださいました。
いやぁ…ほんと、音を重ねる作業をしていて、ものすごく心地よかったです(笑)
青木先生、アルペジオに華やかに彩ってくださいました
今回、初めてご協力をいただきます、青木先生。
ロビンソンの、超有名フレーズとも言っていい、イントロからのアルペジオを中心に、
コードと、サビの旋律、コーラスパートと、幅広くカバーしていただきました。
何が一番、感激したかと言いますと、やっぱりイントロのアルペジオの部分です(笑)
原曲では、エレキギターで演奏されているアルペジオのパート。
このパートをピアノだけで演奏をすると、楽器の特性の問題で、
どうしてもニュアンスが変わってしまうのですね。
もちろん、ピアノにはピアノの良さ、エレキギターにはエレキギターの良さが、
それぞれにありますので、その良さを引き出していくのが良いのですが、
今回、ピアノで演奏をしているアルペジオの部分に、
青木先生の、電子ピアノのサウンドが重なることで、
という、ものすごく良い感じのサウンドとなりました。
吉田先生、コード感、コーラス部分に華を添えて頂きました
吉田先生は、前回のとなりのトトロでも、
エレクトーンにてセンスの塊のような演奏にて、ご協力をいただいたのですが、
今回も、まぁ、もう、本当にですね、
「それです!その音が欲しかったです!そのコードです!sus4とか、転回系コードとか、最高です!」
みたいな(笑)
何言ってるんだこの人は、という感じかもしれませんが(笑)
ロビンソンは、けっこうsus4というコードが出てきます。
これが、まぁ、いい味を出しているのですよ。
といった感じで進行すると、ストンと落ち着くような良い感じのサウンドになるのですね。
また、コード進行についても、
たとえば、仮にGからCに進むにしても、
と進むのではなく、
と進むと、
「ソ」を固定したまま滑らかにコードが移行していく、というサウンドになります。
ロビンソンでは、そういった感じの、
空間を大きく感じるようなコード感や、sus4で少し浮遊感を出すような場面があるのですが、
そういった、楽曲のポイントとなる部分を、エレクトーンでしっかりとカバーしてくださっています。
そして、基本、楽譜に書いていない音ばかりです(笑)
どうやったらそんなにセンスが良くなるのかしら・・・という。
ピアノの先生方の音が揃った時点で・・・
もう、ピアノの先生方の音が揃った時点で、
「はい、こちらが今回のリモート演奏動画でーす」・・・って言って公開しても、全然いけるやん・・・
という状態になっていました(笑)
音を重ねる作業をしながら、もう感激のあまり、「おおお・・・やばい・・・やば過ぎる」みたいな。
毎回のように思いますが、ピアノの先生って本当に、凄いです。
ぼくの語彙の無さがものすごく残念な感じですが(爆)
凄い、凄いです。
特に今回は、ちょっとした心配なところがあったのです。
それは何かというと、
というのがあったのですね。
ですので、
こ、こ、この楽譜って、楽譜として大丈夫なんだろうか!?
という、「え?そこ!?」という、根本的な不安があったのであります(爆)
もちろん、「いや、それ、人間にはムリです」という楽譜には、なっていない(ハズ)です。
不安があったのは、
という部分や、
という。
いや、もう、マジで、君ちょっと、みたいな。
ですが、そんなぼくの不安なんて、もう、アレです。
小島よしおさんの、「そんなの関係ねぇ」と言わんばかりに、
先生方みなさま、ものすごい素敵な演奏動画を送ってくださいました。
しかも、1~2週間で。
ほんと、よく意味がわかりません。
凄いです。
旋律楽器の先生方、宇宙の風に乗せていただきました
ロビンソンのサビには、こんな素敵な歌詞が登場します。
はい。
ピアノの先生方7人による大きな力で、空に浮かべて頂き、
旋律楽器の先生方によるアンサンブルで、ぼくは宇宙の風に乗ったわけであります。
あ、はい、またしても何を言ってるのか分からないかと思いますが(爆)
旋律楽器の先生方、もうほんと、宇宙の風ですよ。
今回、旋律楽器の先生方は、
フルートの左川先生。
ヴァイオリンの織戸先生。
クラリネットの星野先生
こちらの3名の先生方に、ご協力をいただきました。
こちらの3名の先生方は、プロジェクト第一弾からご協力をいただいており、
毎回のように感激をさせて頂いているのですが、
今回も、まぁ、もう、
というくらい、見事なサウンドになっています。
旋律にハモリ、オブリガード、センスの塊、フルートの左川先生
毎回、左川先生のパートには、あまりのセンスに驚愕をするのですが(笑)
今回も「うおおお…!!」というか。
楽譜に書いていないハモリやオブリガードのフレーズが、どれも鳥肌レベル、みたいな。
どうやったらそんなフレーズが出てくるのかしら?!という。
毎回のように、意味不明レベルの演奏を送ってくださり、感激なのであります。
ただ単に、旋律に対して、コード感を崩さないようにハモリを入れる、
という感じとは全く違うんですよね。
もはや、作曲と言っていいレベルのフレーズを、バンバン入れてくださるので、
「すげぇ」を連呼しながら音を重ねる作業をしてる、みたいな状態です(笑)
クラリネットの星野先生、草野マサムネさんのような中性的なサウンドのパート
星野先生は、ご参加くださった楽曲では毎回、
「そこにハモリが欲しかったです!」
という、欲しいなぁと思っていた音を、本当にもう全部、全部拾ってくださるのですが、
今回はそれに加えて、楽曲全体に心地よい、やわらかい中音域のサウンドを加えてくださっているところが、もう本当に、最高なのです。
ヴォーカルの草野マサムネさんの声って、もう、ビックリするくらい高い、
という特徴があるんですよね。
男性ヴォーカリストで、草野さんのような高音域が出せる人って、あまり見ないなぁと感じます。
しかも、頑張って声を張って高音域を出している感じではないんですよね。
女性がサラッと出す高さで、でも声は男性・・・という、
言葉にするなら「中性的」といった感じの声をされていると思います。
高音楽器でありながら、豊かでやわらかな中音域も出せるクラリネットが、
そんな草野さんの声のような雰囲気で、
ものすごく良い感じに楽曲全体をまとめてくれています。
想いが溢れている、ヴァイオリン織戸先生のパート
今回、Spitzのロビンソンを演奏する旨を、先生方にご相談させていただいた際、
全員の先生方から、
というコメントをいただいておりました。
その中でも特に、ヴァイオリンの織戸先生は、Spitzの大ファンという事で、
お送りいただきました演奏動画からも、Spitzへのリスペクトが溢れていました。
サビの部分の、のびやかで美しい歌い方や、
オブリガード、ハモリなどなどの歌い方も含め、
目を閉じて聴くと、本当に空へと浮かんでいくような。
楽曲を深く理解しているからこその演奏だと感じ、
「おおお・・・めっちゃ良い・・・」と感激しながら、
音を重ねる作業をさせていただきました。
リズム隊、どうやって飛ぶ!?
Spitzは、メンバーの4人ともがそれぞれ、演奏技術もセンスも凄い…
というのがあると思うのですが、
ロビンソンでも、ベースとドラム、リズム隊のサウンドは、ものすごく特徴的です。
「そんなところにハイハット・オープンを入れるのね!」
という部分があったり、
Aメロ、Bメロ、サビと、どんどん変化していくベースラインなど、
この辺りをちゃんとしないと、せっかく飛んでも墜落してしまうかもしれない、という(笑)
まぁ、とは言っても、チューバの淳先生は、
リアルでも何度か一緒に演奏している、弟ということもあって、
何とか上手い事してくれるんじゃなかろうかー
というノリで、お願いをしていました(爆)
結果として、まぁ、イントロと間奏、そしてサビの部分ですね。
ものすごく良い感じに演奏してくれました。
サビの部分のベースラインは、生粋の低音楽器が入ることで、
やっぱり厚みが増します。
お陰で、地面に墜落することなく、良い感じに演奏がまとまったと思います(笑)
今回のリモート演奏のまとめ
いやぁ・・・今回も、ご協力をいただきました先生方のお陰で、
本当に素晴らしいリモート演奏になったのではないかと思います。
お忙しい中、ご協力をいただきまして、ありがとうございました!
心より、御礼を申し上げます。
ロビンソンは、26年も前に発表された楽曲ですが、
今も、お店の中で流れていたりしますので、
ご存じの方も多いのではないかと思います。
楽器講師で集まってリモート演奏!のリモート演奏の動画では、
という方のために、真ん中のスペースを空けていますので、
もし、一緒に演奏してみたい!という方がおられましたら、
ぜひ真ん中に入ってみて頂ければと思います。
今後は、そんな「一緒に演奏されたい方に、真ん中に入っていただくプロジェクト」も、
進めていきたいと思っております。
さらに、いつになるかは分かりませんが、
リアルの場で一緒に演奏できる機会も、作っていけたらいいなぁ・・・と、思っております^^
それでは、また次回のプロジェクトにて、お会いをいたしましょう!
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